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招き猫のご利益・縁起

招き猫と風水には、どんな関係があるの?方角と色に、思わぬ繋がりがあるらしい

「どこに置けばいいんだろう」「この色で合ってるのかな」。
招き猫を迎えたとき、そんなふうに迷った経験はありませんか?

招き猫と風水には、思わぬ繋がりがあります。
方角と色のふたつが、招き猫の据え方とどう結びついているのか。
日本が育んできた空間の考え方と一緒に、紐解いていきましょう。

より詳しく知りたい方は『開業時に招き猫はおすすめ?店先に福を招く、選ぶ前に知っておきたい日本の文化』もご覧ください…!

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招き猫と風水、どんな関係があるの?

招き猫の歴史(1477年ー現代) 室町時代の伝説に始まり、江戸の史料、明治の瀬戸量産、昭和の常滑形を経て、現代は世界の『Maneki Neko』へ。

風水とは何か

風水は、中国古代で生まれた『気』の流れを整え、環境と調和して生きるための考え方です。

日本には古くから伝わってきて、家の向きや間取り、色や方角と結びつきながら、暮らしのなかに溶け込んできました。
「占いでしょ?」と思われるかもしれませんが、多くの方は、空間をどう据えるかという『実践的な知恵』として受け継がれてきたと感じているようです。

招き猫が風水と結びついた背景

招き猫は江戸時代から、商いや暮らしのなかで「福を招く」縁起物として据えられてきました。
一方、風水では方角や色に意味があるといわれています。

「どこに置くか」「どの色を選ぶか」。
招き猫を迎えるとき、誰もが抱くこの問いと、風水の『方角と色で空間を整える』という考え方が、ぴたりと重なったんです。
雑学の話ではなく、日本の空間にものを据える文化の、自然な延長線上にある、と感じる方は多いのではないでしょうか。

方角から見る招き猫の置き方

招き猫の色とご利益一覧図(8色の意味と由来) 色ごとのご利益・風水・由来を整理。願いに合わせて色を選ぶ際の参考に。

東・西・南・北で違う意味

風水では、方角によって『気』の性質が違うといわれています。
それぞれの意味は、次のとおりです。

招き猫を置くとき、願いに合わせて方角を選ぶ方がたくさんいらっしゃいます。
金運を願うなら西向き、仕事運なら北向き、というように、据える向きで意味が変わってきます。

場所ごとの意味|玄関・リビング・店舗

招き猫は、昔から店先や玄関に据えられてきました。
据える場所によって、意味が違ってきます。

玄関は、『気』が入ってくる入口で、お客を招く、福を招く、という意味で据える方が多いです。
家や店の顔となる場所なので、招き猫を置くことで空間の佇まいが整う、と感じる方もいらっしゃいます。

リビングは、家族が集まる中心の場所で、家内安全や家族の絆を願って据える方が多いです。

店舗の入口は、商いの現場ではお客を招く意味が強いです。
商売繁盛を願って据える習慣は、日本ならではのもので、多くの方の暮らしにすでに根づいています。

色から見る招き猫と風水

色から見る招き猫と風水

色ごとの意味|願い別

風水では、『五行』(木・火・土・金・水)と色が対応しており、招き猫の色にはそれぞれ意味があります。

五行では、青は木、赤は火、黄は土、白は金、黒は水に対応しています。
風水の色の考え方と、招き猫の色の意味が重なる部分があって、「色で選びたい」という方もいらっしゃると思います。

招き猫の色が選ばれてきた背景

招き猫の色は、風水の話よりもずっと前から、常滑や瀬戸、九谷といった窯元や産地で育まれてきました。
それぞれの土地で土や釉薬が違うから、白い招き猫、黒い招き猫、金色の招き猫が生まれてきたんです。

色には、産地の歴史や職人さんの技が込められています。
風水の色の意味と、窯元が培ってきた色の文化のふたつが交差するところに、招き猫の色選びの奥行きがある、と感じる方は多いのではないでしょうか。

方角と色の組み合わせ|願い別の例

方角と色を組み合わせると、願いがよりはっきりします。

金運を願うなら、西に金色や白の招き猫を据える、という考え方があります。
恋愛運なら、西にピンクや赤を据える方もいらっしゃいます。
仕事運なら、北に黒や青を据える、という方もいます。
新しいスタートや浄化なら、東に白を据える、という考え方もあります。

絶対の正解はありませんが、願いに合わせて方角と色を選ぶと、据え方の世界が広がります。

窯元・産地から見る招き猫の据え方

招き猫を風水の観点で据えるとき、もうひとつ忘れがたいことがあります。
その招き猫が、どこで、誰によって作られたか、ということです。

常滑や瀬戸、有田といった産地ごとに、土も形も違います。
窯元の職人さんが手で据える招き猫には、量産品にはない佇まいがあります。

風水で方角や色を整えることに加えて、据える招き猫そのものが、窯元の技と産地の文化を帯びている。
そのふたつが重なったとき、空間には静謐な空気が生まれる。
そんな体験をされた方も、きっといらっしゃるのではないでしょうか。

日本初の招き猫専門メディア『招き猫研究所』

招き猫研究所では、招き猫を『縁起物の雑学』ではなく、日本が育んできた文化として伝えていきたいと考えています。

色の意味や置き場所のハウツーだけでなく、窯元や産地、職人さんの想いが込められた招き猫の世界を、もっと多くの方に届けたい。

そんな思いで、記事を書いています。

「招き猫って、もっと深いんだ」と感じていただけたら、『招き猫のご利益・縁起』の記事もご覧になってみてください。

まとめ

招き猫と風水には、方角と色を通じた繋がりがあります。
方角は東が発展・成長、西が金運・恋愛、南が名声・活気、北が仕事運・落ち着きといわれ、色は白が浄化、金が金運、黒が厄除け、赤が健康、ピンクが恋愛、緑が健康、黄が学業や金運といわれています。
場所では、玄関は福を招く、リビングは家内安全、店舗は商売繁盛の意味が強いです。

金運なら西に金色、恋愛なら西にピンク、仕事運なら北に黒や青、といった組み合わせで据える方がいらっしゃいます。
同時に、招き猫の色や形には、窯元と産地が育んできた文化が込められています。
風水の知恵と、日本が受け継いできた招き猫の文化のふたつを合わせて考えると、据え方の世界が、もっと豊かになる、と感じる方は多いのではないでしょうか。