この記事でわかること
- 2025年8月末、本人の投稿に豪徳寺の招き猫が載った
- 投稿は来日公演のあと、日本滞在中の10枚をまとめたもの
- 写っていたのは、豪徳寺に奉納された白い招福猫児
ビリー・アイリッシュと招き猫の接点は、2025年8月末に本人がInstagramへ投稿した、豪徳寺の招き猫の写真です。来日公演のあと、日本滞在中の写真10枚をまとめた投稿の中に含まれていました。
この記事では、本人の公式アカウントと、レーベルや音楽メディアの報道で確かめられた事実だけを紹介します。写真に写った豪徳寺の招き猫が、どのような縁起物なのかもあわせて解説します。
ビリー・アイリッシュが投稿した豪徳寺の招き猫
ビリー・アイリッシュは、来日公演を終えた2025年8月末に、日本滞在中の写真をInstagramにまとめて投稿しました。その中の1枚が、東京・世田谷の豪徳寺の招き猫です。
来日公演と投稿の時期
投稿のきっかけになったのは、2025年8月16日・17日にさいたまスーパーアリーナで開かれた来日公演です。ワールドツアー「HIT ME HARD AND SOFT: THE TOUR」の一環で、およそ3年ぶりの来日でした。
ユニバーサル ミュージックのライヴレポートを読むと、本人は15、16歳のころから来日を重ねてきたと話しています。日本にいると自分らしさを感じられるという趣旨の言葉も、ステージで語られました。
その後、本人の公式Instagramには、日本の国旗の絵文字を2つ並べただけの短い投稿が載ります。投稿日は2025年8月29日と表示され、音楽メディアのTHE FIRST TIMESも9月1日にこの投稿を報じました。
つまり招き猫の写真は、公演のために訪れた日本での滞在の記録の一部として公開されたものです。招き猫について本人が言葉を添えた投稿ではない点は、押さえておきましょう。
投稿された10枚の写真
投稿された写真は全部で10枚で、豪徳寺の招き猫は5枚目に収められていました。THE FIRST TIMESの記事によれば、ほかに根津神社の楼門や千本鳥居、下北沢の夜道に立つ本人も写っていました。
5枚目の写真には、白い招き猫が木の棚にすき間なく並ぶ様子が写っています。大小さまざまな招き猫が、ほぼ同じ形のまま何段にも重なっていました。
あわせてTHE FIRST TIMESは、投稿にSNSで多くの反響が寄せられたことも伝えました。ただし、本人がこの写真について説明を添えたわけではありません。
そのため、この投稿から読み取れるのは、豪徳寺を訪ね、招き猫の並ぶ光景を写真に残したという事実までです。本人が招き猫をどう感じたのかは、公式の発信からは分かりません。
海外の人が招き猫をどのように受け止めてきたのかは、海外での人気をテーマにした記事が参考になります。
写真に写っていた豪徳寺の招福猫児
写真の招き猫は、豪徳寺で授かる「招福猫児(まねきねこ)」です。白い体で右手を挙げ、小判を持たない姿が、ほかの招き猫との違いになっています。
白い招福猫児が並ぶ理由
豪徳寺の境内に招福猫児がずらりと並ぶのは、願いが叶った人が奉納していくためです。寺の公式サイトでは、納め方に決まりはないとしつつ、願いが叶ってから納める人が多いと伝えています。
寺の縁起によれば、彦根藩主の井伊直孝は鷹狩りの帰りに猫に招かれ、寺に入って雷雨を避けました。福を招いたこの猫が「招福猫児」と呼ばれ、のちに招福殿で祀られるようになったといいます。
一方で招福猫児が小判を持たないのは、猫が招くのは福そのものではなく「縁」だという、寺の教えによるものです。縁を生かせるかどうかは本人次第だと、寺は説いています。
つまり写真に写っていたのは、参拝した人の願いと感謝が一体ずつ積み重なった光景です。棚を埋める白い猫の数だけ、叶った願いがあると読むこともできるでしょう。
招福猫児の値段や授かり方は豪徳寺の記事で、豪徳寺説を含む発祥の諸説は発祥の地の記事で確かめられます。
豪徳寺を訪ねる前に
豪徳寺の招福猫児は、境内の寺務所で授与品として授かるものです。寺務所の受付時間は8:00〜15:00です。境内の拝観は6:00〜17:00なので、授かるなら早めに訪ねましょう(いずれも公式サイトで2026年10月に確認)。
また、招福猫児に落書きをしないでほしいという注意書きを、豪徳寺は日英両方の言葉で出しています。営利目的で境内を撮影したり案内したりする場合も、前もって寺に相談しなければなりません。
ただし、授与品の値段や寺務所の受付時間は、変更される場合があります。そのため、写真を見て訪ねてみたくなったときは、出かける直前に、公式サイトの最新情報を見ておくと安心です。
出典:大谿山 豪徳寺「授与品のご案内」
出典:大谿山 豪徳寺「※注意(招福猫児への落書きについて)」
訪日客が招き猫に出会う寺社や産地、白い招き猫に込められてきた意味は、次の記事で紹介しています。
豪徳寺の写真のように、白い招き猫は清らかな印象を残します。寺で授かる一体とは別に、日々の暮らしの中に白い招き猫を迎えたいと考える人もいるでしょう。
招き猫研究所の運営会社(株式会社日本招き猫総合研究所)は、瀬戸焼の招き猫「Luxen Maneki」を展開しています。白い「花筏(はないかだ)」は、職人が金彩を手で描き入れた一体です。
よくある質問
Q. ビリー・アイリッシュは招き猫が好きだと話していますか?
A. 本人が招き猫について語った言葉は、見つかりませんでした。研究所が公式の発信や報道を確認した範囲での結果です(2026年10月時点)。2025年8月末の投稿も、日本の国旗の絵文字だけを添えた写真の投稿です。招き猫への思いを伝える内容ではない点に注意しましょう。
Q. 写真と同じ招福猫児は通販で買えますか?
A. 豪徳寺の公式サイトには、招福猫児の通販の案内はありません(2026年10月時点)。招福猫児は寺務所で授かる授与品です。値段は大きさによって異なり、品不足で授かれない大きさもあると公式サイトに書かれています。
招き猫研究所がつくる招き猫「Luxen Maneki」
世界的な歌手の写真をきっかけに、招き猫を身近に置いてみたくなった人もいるかもしれません。とはいえ、話題をきっかけに選ぶなら、長く飾れる作りかどうかも気になるところです。
研究所の運営会社が送り出す「Luxen Maneki」は、六古窯として知られる瀬戸焼の招き猫です。金彩は伝統窯の職人が手で描いています。完成までの期間は、注文から約4〜6週間です。
仕上がった招き猫は、特製の桐箱に入れて手元へ届きます。由来を知ったうえで迎える一体として、作りの細部まで確かめてみてください。
まとめ
ビリー・アイリッシュと招き猫の接点は、2025年8月末の公式Instagramに載った豪徳寺の写真です。来日公演後の滞在をまとめた10枚の1枚で、本人は招き猫について言葉を添えていません。
写真に写っていたのは、参拝した人々が奉納した白い招福猫児でした。豪徳寺を訪ねる際は、寺務所の受付時間と授与品の案内を、事前に公式サイトで見ておくとよいでしょう。





