「招き猫を玄関に置いてもいいの?」「玄関に置く意味って、何があるの?」。
招き猫を迎えたとき、そんなふうに気になった経験はありませんか?
招き猫を玄関に置く意味には、福と縁が入る場所に育まれた、昔から受け継がれてきた考え方があります。
玄関に招き猫を据える文化と、据え方の考え方を、紐解いていきましょう。
より詳しく知りたい方は『招き猫はどこに置けばいい?店先・玄関・縁側、それぞれの願いがある』もご覧ください…!
招き猫を玄関に置く意味、福と縁が入る場所

玄関は家の入口、福や縁が入ってくる場所
玄関は家の入口であり、外と内をつなぐ場所です。
昔から、福や縁、気が入ってくる場所と考えられてきました。
玄関は訪れた人を迎え入れる場所であり、家の顔ともいわれています。
その玄関に縁起物を飾ることで、福を招き入れる、という願いが込められてきたのです。
招き猫を玄関に置く、昔から受け継がれてきた願い
招き猫を玄関に置くことで、福を招き入れる、という願いが込められています。
手を上げて招く姿が、福や縁を呼び込む、という考え方があるのです。
江戸時代から、玄関に縁起物を飾る文化が続いてきました。
招き猫もそのひとつとして、玄関に選ばれてきた背景があります。
暮らしの場の入口に招き猫を据えることで、日々の暮らしに福を招きたい、という願いが受け継がれてきたのです。
玄関の内側と外側、どこに置くか

内側に置く、入ってきた人から見える位置
玄関の内側に置く場合、入ってきた人から見える位置に据える方が多いです。
靴箱の上、下駄箱の横、玄関ホールの棚、といった据え方があります。
内側に置くことで、家に入ってくる福を招き入れる、という願いが込められています。
玄関を開けたときに目に入る位置に据えると、招き猫とのつながりが深まる、と感じる方もいらっしゃいます。
玄関のつくりによって、据えられる場所は変わってきます。
スペースに合わせて、据えやすい場所を選ぶ、という考え方があるのです。
外(玄関先)に置く、店先と同様の考え方
玄関の外、玄関先に置く場合、外から見える位置に据える、という考え方があります。
店先に招き猫を置くのと同様、招く姿を外に向ける、という据え方です。
マンションの玄関ドアの前、一戸建ての玄関ポーチや靴箱の上、といった据え方があります。
外から訪れた人に招き猫が見える、という据え方で、福を招き入れる願いが込められているのです。
外に置く場合は、雨や風に当たらない場所を選ぶ方もいらっしゃいます。
据える場所の環境に合わせて、据え方を考えるとよいでしょう。
玄関のつくりに合わせて、据えやすい場所を選ぶ
玄関のつくりやスペースは、家によって違います。
据えやすい場所に願いを込めて据える、という考え方があるのです。
絶対の正解はありませんが、自分が「ここに置きたい」と感じる場所も大切だといわれています。
願いを込めて据える、という気持ちが招き猫の本質です。
風水と方角、玄関の招き猫の据え方
内側から見て左側、気が入ってくる側
風水では「内側から見て左側」に置く、という考え方があります。
左は「気」が入ってくる側、という説があり、福を招き入れるには左側がよい、といわれています。
玄関を入ったとき、左側の靴箱の上や棚に据える、という据え方です。
風水の考え方を参考に、玄関の左側に招き猫を据える方もいらっしゃいます。
方角と願いを組み合わせる考え方
風水では、東・南・西・北にそれぞれ意味があるといわれています。
金運なら西や北西、恋愛運なら南西、仕事運なら北、といった考え方があるのです。
玄関の西側に金色の招き猫、南西にピンクの招き猫、といった据え方があります。
願いと方角を組み合わせて、玄関に招き猫を据える、という文化が受け継がれてきました。
方角はあくまで一つの考え方であり、空間の都合も大切です。
玄関のつくりに合わせて、据えやすい場所に願いを込めて据える、という考え方もあるのです。
玄関の招き猫、色と願いの関係
白・金・黒、願いに合わせて色を選ぶ
玄関に置く招き猫の色には、それぞれ意味があるといわれています。
白は浄化や純粋、新しいスタートを表す色です。
金は金運や商売繁盛を願うときに選ばれてきました。
黒は厄除けや魔除けの意味があるといわれています。
玄関に置く場合、願いに合わせて色を選ぶ考え方があります。
新しいスタートを願うなら白、金運を願うなら金、厄除けを願うなら黒、といったように、色で願いを込める方もいらっしゃいます。
左手と右手、玄関ではどちらを選ぶか
招き猫には、左手を上げたものと右手を上げたものがあります。
左手は人や福を招く、右手は金運を招く、といわれています。
玄関では、福を招く願いから左手を選ぶ方が多いです。
金運を願う場合には、右手を選ぶ方もいらっしゃいます。
願いに合わせて、どちらの手を選ぶか決めるとよいでしょう。
左手と右手、それぞれに込められた意味があるのです。
窯元と産地が育んだ玄関の招き猫の文化
常滑・瀬戸・九谷、産地ごとの玄関での据え方
招き猫の産地によって、形や色が違います。
常滑焼の朱色の招き猫、瀬戸焼の白い招き猫、九谷焼の華やかな招き猫、それぞれに特徴があるのです。
玄関に据える文化も、産地や窯元によって伝えられていることがあります。
窯元や職人の想いが込められた招き猫を、願いに合わせて玄関に据える、という文化が受け継がれてきました。
産地の名前を知ると、玄関の招き猫の選び方の世界が広がります。
窯元が培ってきた招き猫の文化を感じると、据え方の奥行きが増す、といわれています。
日本初の招き猫専門メディア『招き猫研究所』

招き猫研究所では、招き猫を『縁起物の雑学』ではなく、日本が育んできた文化として伝えていきたいと考えています。
色の意味や置き場所のハウツーだけでなく、窯元や産地、職人さんの想いが込められた招き猫の世界を、もっと多くの方に届けたい。
そんな思いで、記事を書いています。
「招き猫って、もっと深いんだ」と感じていただけたら、『招き猫の置き場所』の記事もご覧になってみてください。
まとめ
招き猫を玄関に置く意味には、福と縁が入る場所に育まれた考え方があります。
玄関は家の入口であり、福や縁が入ってくる場所と考えられてきました。
内側・外側、それぞれの据え方があり、風水の左側や色と願いの関係も受け継がれてきました。
願いを込めて据える気持ちが大切だといわれています。
