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招き猫ニュース

来る福招き猫まつり2026はいつ?伊勢おかげ横丁と瀬戸の会場・内容を紹介

この記事でわかること

  • 2026年の祭りは伊勢・瀬戸とも開催を終えた
  • 次回の瀬戸会場は2027年9月25日・26日の予定
  • 2026年の伊勢は11日間、瀬戸は2日間だった
  • おかげ横丁の招き猫は専門店と町の各店で会える

来る福招き猫まつりは、毎年9月29日の記念日に合わせて開かれる秋の祭りです。中心となる会場は、三重県伊勢市のおかげ横丁と愛知県瀬戸市の2か所にあります。

2026年は伊勢で第32回、瀬戸で第31回が開かれ、どちらも9月中に幕を閉じました。このページでは毎年の開催を記録として残し、次回の日程が公式に出しだい書き足していきます。

研究所では2026年10月15日に、主催者と観光協会、県の観光サイトの情報を確かめました。会場ごとの催しや行き方に加えて、まつりで出会う招き猫の見分け方もまとめています。

来る福招き猫まつりの開催日程(2026年の記録と次回の予定)

伊勢・おかげ横丁の来る福招き猫まつりで、やぐらに飾られた大きな招き猫と色とりどりの招き猫
伊勢・おかげ横丁の「来る福招き猫まつり」(2013年)/写真:Miyuki Meinaka(CC BY-SA 3.0)

2026年の来る福招き猫まつりは、伊勢・瀬戸の両会場とも開催を終えています。次回について公式に出ている情報は、2026年10月時点では瀬戸会場の日程だけです。

開催日程の要点

  • 2026年の伊勢は9月19日〜29日、瀬戸は9月26日・27日に開催した
  • 2027年の瀬戸会場は9月25日・26日に開かれる予定
  • 伊勢会場の2027年の日程は、まだ発表されていない

2026年の開催記録

2026年は、伊勢が先に始まり、瀬戸の2日間を挟んで9月29日に閉幕しました。両会場の日程と会場を、確認できた公式情報から一覧にしています。

来る福招き猫まつり 2026年の開催記録(2026年10月時点)

会場回開催期間時間場所
伊勢第32回2026年9月19日(土)〜29日(火)※終了9時29分〜17時29分(催しにより異なる)おかげ横丁一帯(三重県伊勢市)
瀬戸第31回2026年9月26日(土)・27日(日)※終了公式ページで確認名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」周辺ほか(愛知県瀬戸市)

出典:伊勢内宮前 おかげ横丁「第32回 来る福招き猫まつり 開催のお知らせ」
出典:愛知県公式観光サイト Aichi Now「第31回 来る福招き猫まつり in 瀬戸」

伊勢の開催時間は、「9時29分」から「17時29分」まででした。招き猫の日の「929」を時刻にも重ねた設定で、祭りの成り立ちが時計の上にも表れています。

一方で瀬戸会場は、例年どおり9月末の土曜と日曜に開かれました。つまり2026年は、9月26日と27日だけ両会場の祭りが重なっていたことになります。

2027年の開催予定

2027年の瀬戸会場は、9月25日(土)と26日(日)に開かれる予定です。瀬戸市の観光協会が、第32回の告知ページで日程を出しています。

来る福招き猫まつり 2027年の予定(2026年10月15日時点)

会場回開催予定時間状況
瀬戸第32回2027年9月25日(土)・26日(日)10時〜17時(一部の催しを除く)日程を発表済み。催しの詳細は今後更新
伊勢―未発表―公式で発表され次第追記

出典:瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会「第32回 来る福招き猫まつりin瀬戸(2027年)」

瀬戸の告知ページでは、催しの中身は準備が整いしだい載せると書かれています。そのため2027年に出かける人は、夏ごろに観光協会のページを開き直すと確実でしょう。

なお、伊勢会場については、2027年の日程が公式にまだ出ていません。伊勢の祭りは2025年も2026年も、招き猫の日の9月29日を最終日にしていました。ただし年によって初日は変わるため、おかげ横丁の発表を待ってから計画を立てましょう。

来る福招き猫まつりとは

来る福招き猫まつりは、招き猫の愛好家団体が定めた記念日から生まれた祭りです。伊勢と瀬戸では、主催者も始まった年も異なります。

招き猫の日に合わせて開かれる祭り

祭りの名にある「来る福」は、9月29日を「くるふく」と読む語呂合わせから来ています。この日を招き猫の日と定めたのは、1993年に生まれた愛好家の集まり、日本招猫倶楽部です。

倶楽部の公式サイトによると、記念日の制定は1995年でした。倶楽部は来る福招き猫まつりの企画にも協力しており、伊勢の祭りでも協力団体に名を連ねています。

おかげ横丁は、日ごろ福を運ぶ招き猫へ一年に一度お礼を伝える場として、この祭りを位置づけています。あわせて、新しい招き猫と人を結ぶ機会にもしたいという考えです。

記念日が9月29日になった理由や、2月22日の猫の日との違いは、別の記事で掘り下げました。この記事では、祭りそのものの会場と催しに絞って紹介します。

こちらもおすすめ招き猫の日はいつ?9月29日の由来や猫の日との違いを解説続きを読む →

伊勢と瀬戸で始まった年と主催

伊勢の祭りは1995年、瀬戸の祭りは1996年に始まりました。記念日ができた年に伊勢で、翌年に瀬戸で最初の祭りが開かれたことになります。

伊勢の開始年は、運営する伊勢福のリリースと、2026年が第32回にあたる公式の告知の両方で確かめられます。瀬戸の開始年も、愛知県の観光サイトが平成8年と、中日新聞が1996年と伝えました。

伊勢と瀬戸の祭りの始まりと主催(2026年時点)

項目伊勢(おかげ横丁)瀬戸
始まった年1995年(平成7年)1996年(平成8年)
2026年の回第32回第31回
2026年の主催・問い合わせ来る福招き猫まつり実行委員会(協力 日本招猫倶楽部)問い合わせ先は瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会

だるまの市や熊手の酉の市は、寺社の祭礼の日に立つ市として育ってきました。対して来る福招き猫まつりは、門前町や商店街と愛好家が一緒につくる祭りです。

そのため会場の主役は授与品ではなく、作家の新作や各地の招き猫になります。招き猫が特定の寺社だけでなく、作り手と集める人に支えられてきた縁起物だとよくわかるでしょう。

伊勢・おかげ横丁の来る福招き猫まつり

日本の店に並ぶ色とりどりの招き猫
店先に並ぶ招き猫/写真:Su–May(CC BY 2.0)

伊勢の祭りは、伊勢神宮内宮の門前にあるおかげ横丁一帯を使う祭りで、2026年は11日間開かれました。会場の外でも、横丁の店や専門店で一年を通して招き猫に会えます。

伊勢会場の要点

  • 2026年は「お木曳の伊勢にて 福を招く」がテーマだった
  • 最終日の9月29日に福鈴の授与と招き猫巡行がある
  • 期間外も吉兆招福亭や各店の商店猫で招き猫に会える

2026年(第32回)の内容

2026年の第32回は、テーマを「お木曳の伊勢にて 福を招く」と定めて開かれました。お木曳は、20年に一度の式年遷宮に向けて御神木を多くの人が力を合わせて曳く行事です。2026年と2027年の2年にわたっておこなわれます。

主な会場は、伊勢路名産味の館2階の大黒ホールです。ここで開かれた「招き猫現代作家展」には、テーマに沿って作家が手がけた新作が並びました。

あわせて横丁の各店でも作品を飾る「来る福展覧会」があり、町を歩きながら作品を探せます。メ〜テレは、横丁全体で約1万点の招き猫や作品が展示・販売されたと報じました。

第32回 来る福招き猫まつり(伊勢)の主な催し

催し内容
招き猫現代作家展テーマに沿った作家の新作展示(伊勢路名産味の館2階 大黒ホール)
来る福展覧会横丁の飲食店や物販店に作品を展示・販売
実演・個展招き猫作家の制作実演と個展(赤福本店別店舗)
体験張子の招き猫の絵付け、マスキングテープの招き猫づくり、木曽ヒノキの箸づくり
限定品第32回記念の限定作品・限定商品、招き猫ダルマのぬいぐるみが当たるくじ
9月29日の催し9時29分から福鈴を929人に授与、子どもたちによる招き猫巡行

出典:PR TIMES(株式会社伊勢福)「第32回来る福招き猫まつり」をおかげ横丁で開催
出典:メ〜テレ「おかげ横丁で『来る福 招き猫まつり』が開催」(2026年9月29日)

最終日の福鈴は、地元の氏神でお祓いを受けた鈴を、常夜燈の前で929人に手渡す催しです。開始の時刻も「929」に合わせているため、最終日の朝は早めに着いておくと安心でしょう。

なお、展示と体験の一部は有料でした。入場そのものに料金はかからないものの、体験に参加する人は費用も見込んでおきましょう。

おかげ横丁の招き猫はどこにいるか

おかげ横丁で招き猫に会える場所は、専門店の吉兆招福亭、大きな招き猫、各店の商店猫の3つです。いずれも祭りの期間外でも訪ねられます。

おかげ横丁で招き猫に会える場所(2026年10月時点)

場所内容時間・料金
吉兆招福亭1993年の開業から続く招き猫の専門店。2026年7月3日に横丁の中心部へ移り、約1,500点をそろえる9時30分〜17時(季節により異なる)
大きな招き猫横丁の入口から中ほどへ移された、記念撮影で人気の招き猫見学自由
商店猫招き猫作家もりわじん氏が手がけた猫が各店に置かれ、スマートフォンでスタンプを集められるスタンプラリーは毎日開催・無料

出典:伊勢内宮前 おかげ横丁「吉兆招福亭 リニューアルオープンのお知らせ」
出典:観光三重(三重県観光連盟)「招き猫が消えた!? おかげ横丁のシンボル『招き猫』の最新情報」
出典:伊勢内宮前 おかげ横丁「商店猫デジタルスタンプラリー」

吉兆招福亭は、移転で売場が約2倍に広がりました。瀬戸焼・常滑焼・九谷焼の招き猫に加え、作家の一点ものも扱うため、産地の違いを見比べる場所として使えます。

一方で大きな招き猫は、2023年に入口付近から横丁の中ほどへ移されました。三重県観光連盟の案内では、入口から進み、神話の館の方へ曲がった先の右手にいます。

ただし吉兆招福亭が2026年に移ったため、周りの店の並びは当時の案内と変わっている可能性があります。迷ったときは、おかげ横丁の総合案内か絵地図で場所を確かめましょう。

おかげ横丁の招き猫の絵付け体験

おかげ横丁では、祭りの期間外でも招き猫の絵付けを体験できます。公式サイトの「体験する」のページでは、貯金箱にもなる招き猫に色をつける体験が紹介されています。

おかげ横丁の招き猫の絵付け体験(2026年10月時点)

体験料金所要時間
招き猫の絵付け小サイズ1,540円・大サイズ1,870円1時間
祭りの期間の張子の絵付け教室(2026年)公式の告知で確認公式の告知で確認

出典:伊勢内宮前 おかげ横丁「体験する」
出典:PR TIMES(株式会社伊勢福)「第32回来る福招き猫まつり」をおかげ横丁で開催

祭りの期間には、白い張子の招き猫に好きな色を塗る教室も開かれました。2026年の講師は、春日部張り子の作家の五十嵐俊介氏です。

もっとも、通年の体験と祭りの教室は、素材も申し込み方も別の催しです。そのため参加したい人は、出かける前に体験のページか当年の告知を確かめると迷いません。

張子は、型に和紙を重ねて形をつくる技法です。焼き物の招き猫とは軽さも手ざわりも違うため、絵付けを通して素材の違いに触れられるでしょう。

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瀬戸の来る福招き猫まつり

瀬戸の祭りは、名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅の周りを会場にした2日間の祭りです。最大の見どころは、作家100人の創作招き猫を集めた「にっぽん招き猫100人展」で、出品する作家は公募で選ばれます。

瀬戸会場の要点

  • 2026年は9月26日・27日に尾張瀬戸駅の周辺で開かれた
  • 公募作家100人の「にっぽん招き猫100人展」が目玉
  • 瀬戸は明治30年代に磁器の招き猫の量産を始めた町

2026年(第31回)の内容

第31回は、作品展と体験、商店街の催しが駅の周りに広がる構成でした。愛知県の観光サイトでは、主な催しとして次のものが挙がっています。

第31回 来る福招き猫まつり in 瀬戸の主な催し(2026年)

催し内容
にっぽん招き猫100人展公募で選ばれた作家100人の創作招き猫を展示
招き猫づくり体験オリジナルの招き猫をつくる
福々ランチ陶製の招き猫のお弁当箱つき(2026年で最後と告知)
招き猫メイク・猫グッズ猫のメイクや猫耳で招き猫になりきって町を歩く
商店街の催し招き猫パレード、立体ぬり絵、各店の展示・販売など

商店街では、中央通商店街から銀座通り商店街を経て瀬戸蔵へ向かう招き猫パレードが両日ありました。参加は自由で、出発は26日が13時30分、27日が11時でした。

ほかにも、せと末広町商店街では招き猫のマルシェや手づくり作家の展示販売が開かれています。中日新聞も、猫のメイクや謎解きの催しが楽しめると紹介しました。

入場は無料ですが、メイクや体験には料金がかかる催しもありました。つまり瀬戸の祭りは、町全体を歩いて回る前提で予定を組むと楽しみやすいでしょう。

瀬戸で招き猫の祭りが開かれる理由

瀬戸で招き猫の祭りが続くのは、この町が磁器の招き猫を量産した最初の産地だからです。明治30年代に量産が始まった歴史は、瀬戸市の観光協会と県の観光サイトの両方が伝えています。

磁器は、白く硬い素地に細い線まで写し取れる焼き物です。そのため瀬戸の招き猫には、すらりとした姿のものが多く見られます。

100人展は、この産地の上に、いまの作家の表現を重ねる場といえるでしょう。2025年の第30回では、瀬戸蔵の多目的ホールに展示された作品を、2日間で約4,800人が見ています。

さらに観光協会は、来場者の投票と審査員の審査をあわせて「日本招き猫大賞」を選びました。産地の祭りが、新しい作り手を見いだす場にもなっているのです。

瀬戸焼の招き猫の歴史や、古い型の呼び名「古瀬戸」の意味は、産地の記事で詳しく扱いました。

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まつりで出会う招き猫の見分け方

浅草の店の棚にずらりと並ぶ招き猫
浅草・仲見世の招き猫の店/写真:luisvilla(CC BY 2.0)

まつりの会場や専門店には、産地も素材も違う招き猫が一度に並びます。姿の違いを知っておくと、どの土地で生まれた一体なのかを見当づけられます。

瀬戸系と常滑系の違い

会場で最もよく見かけるのは、同じ愛知県で作られる瀬戸系と常滑系の招き猫です。素材も体つきも違うため、並べると見分けやすくなります。

瀬戸系と常滑系の招き猫の違い

項目瀬戸系常滑系
素材磁器陶器
体つき細身で、生きた猫に近い丸い顔の二頭身で、どっしりしている
目と耳作品ごとに表現がさまざま大きな耳と、大きく垂れた目
小判決まった形はない大きな小判をしっかり抱える
作られ始めた時期明治30年代ごろから昭和20年代ごろから

瀬戸系は、磁器が細かな線を表せるため、決まった形にとらわれず作り手ごとの姿が生まれました。対して常滑系は、愛知県半田市の乙川人形を祖とする説がおかげ横丁の解説で紹介されています。

愛知県の観光サイトでは、常滑が瀬戸に約50年遅れて招き猫づくりを始めたと説明しています。つまり細身なら瀬戸系、丸い二頭身なら常滑系と見ると、多くの場合は見当がつくでしょう。

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九谷焼・土人形・張子の招き猫

瀬戸と常滑のほかにも、会場には九谷焼の華やかな招き猫や、土人形・張子の招き猫が並びます。おかげ横丁の解説では、瀬戸焼・常滑焼・九谷焼を招き猫の三大産地として紹介しています。

九谷焼の招き猫は、豪華な絵付けと威厳のある表情が目印です。絵の具を細い穴から絞り出して盛り上げる「盛(もり)」という技法が使われると、同じ解説にあります。

一方で、京都の伏見人形や浅草の今戸人形は、土を焼いて作る土人形の招き猫です。群馬県高崎市などで作られる張子の招き猫も、焼き物とは素材が違うため、手に取ると差がよくわかります。

だからこそ、まつりで招き猫を選ぶときは、色や手の向きの前に素材と産地を確かめると選びやすくなります。吉兆招福亭のように各地の品をそろえる店は、その見比べに向いた場所です。

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伊勢と瀬戸の会場の比較と行き方

伊勢と瀬戸の祭りは、期間の長さも会場の広がり方も大きく違います。どちらに出かけるかを決める前に、違いを一覧で確かめておきましょう。

2会場の比較

伊勢は招き猫の日を最終日とする長めの会期、瀬戸は9月末の土日に集中する2日間が基本の形です。2026年の開催を例に、両会場を比べました。

伊勢と瀬戸の来る福招き猫まつりの比較(2026年の開催をもとに作成)

項目伊勢(おかげ横丁)瀬戸
始まった年1995年1996年
期間9月中旬〜9月29日(2026年は11日間)9月末の土日2日間
会場おかげ横丁一帯尾張瀬戸駅の周辺・商店街ほか
主な展示招き猫現代作家展、来る福展覧会にっぽん招き猫100人展
最終日・当日の催し9月29日の福鈴授与と招き猫巡行招き猫パレード、招き猫メイク
料金入場無料(一部の展示・体験は有料)入場無料(催しによって異なる)
問い合わせおかげ横丁総合案内 0596-23-8838瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会 0561-85-2730

出典:伊勢内宮前 おかげ横丁「第32回 来る福招き猫まつり 開催のお知らせ」
出典:愛知県公式観光サイト Aichi Now「第31回 来る福招き猫まつり in 瀬戸」

作家の作品をじっくり見たい人には、期間が長く平日にも訪ねられる伊勢が向いています。一方で、町を挙げたにぎわいを味わいたい人には、催しが2日間に集まる瀬戸が合うでしょう。

伊勢神宮への参拝と組み合わせるなら伊勢、やきものの産地めぐりと組み合わせるなら瀬戸と考えると選びやすくなります。目的に合わせて会場を選ぶのが、満足度を上げる近道です。

行き方の要点

瀬戸では公共交通の利用が呼びかけられ、伊勢でも混雑時の渋滞に注意が促されています。主な行き方を、公式に案内されている範囲でまとめました。

伊勢・瀬戸の会場への行き方(2026年10月時点)

会場電車・バス車
伊勢(おかげ横丁)伊勢市駅や宇治山田駅からバスで「神宮会館前」下車すぐ伊勢西ICから市営浦田駐車場へ。そこから横丁まで約400m(横丁に専用の駐車場はない)
瀬戸名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」下車すぐ。名古屋からは栄駅か大曽根駅で乗り換える瀬戸市文化センター駐車場(無料)から会場周辺まで徒歩約10分

出典:伊勢内宮前 おかげ横丁「アクセス」
出典:観光三重(三重県観光連盟)「招き猫が消えた!? おかげ横丁のシンボル『招き猫』の最新情報」
出典:愛知県公式観光サイト Aichi Now「第31回 来る福招き猫まつり in 瀬戸」

伊勢では、浦田の交差点を右に折れて横丁に近づく道もあります。ただし、混み合う時期はかえって時間がかかるとおかげ横丁は案内しています。

瀬戸の祭りの期間には、会場を結ぶ無料の回遊バス「せとらんぜ号」も走りました。そのため車で出かける人も、駐車場に置いてからはバスと徒歩で回ると効率よくめぐれるでしょう。

来る福招き猫まつりの開催記録

窯道具を積んだ壁が続く瀬戸の窯垣の小径
愛知県瀬戸市の「窯垣の小径」/写真:Asturio Cantabrio(CC BY-SA 4.0)

このページでは、終わった回も消さずに開催記録として残し、毎年書き足していきます。あわせて、伊勢と瀬戸のほかで開かれている祭りも、確認できた範囲で取り上げました。

年ごとの開催記録

伊勢と瀬戸の開催を、公式の情報で確かめられた年から順に記録しています。記録がそろっていない年は、確認できしだい追加する予定です。

来る福招き猫まつりの開催記録(伊勢・瀬戸)

年伊勢(おかげ横丁)瀬戸
2027年日程は未発表第32回 9月25日(土)・26日(日)予定
2026年第32回 9月19日(土)〜29日(火)第31回 9月26日(土)・27日(日)
2025年第31回 9月13日(土)〜29日(月)第30回 9月27日(土)・28日(日)
1996年―第1回(瀬戸の祭りが始まる)
1995年第1回(伊勢の祭りが始まる)―

出典:伊勢内宮前 おかげ横丁「第32回 来る福招き猫まつり 開催のお知らせ」
出典:伊勢志摩観光ナビ「来る福招き猫まつり」
出典:瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会「『日本招き猫大賞』決定のお知らせ」
出典:瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会「第32回 来る福招き猫まつりin瀬戸(2027年)」

表を見ると、伊勢の初日は年によって変わる一方、最終日は2年とも9月29日にそろっています。瀬戸は、9月29日に近い9月の土曜と日曜を選んで開いてきました。

この違いは、9月29日を最後の日に据える伊勢と、人が集まりやすい週末に催しを集める瀬戸の考え方の差といえます。そのため両方を訪ねたい年は、両会場が重なる週末を狙うのが一つの方法です。

ほかの地域の来る福招き猫まつり

来る福招き猫まつりは、伊勢と瀬戸のほかの土地でも開かれています。長崎県島原市では、2026年に第29回の「来る福招き猫まつりin島原」が開かれました。

島原の祭りの会期は9月19日から10月18日までです。メイン会場は、万町アーケードにある民芸喫茶「しまばら水屋敷」です。

祭りを主催するのは地元の実行委員会で、協力団体には日本招猫倶楽部が入っています。毎日新聞によると、29回目にちなんで、各地の作家29人が作品を寄せる展示も用意されました。

長野県諏訪の来る福招き猫まつりも、日本招猫倶楽部が公式サイトに載せている催しの一つです。なお、各地の祭りは規模も会期もさまざまなため、出かける前に主催者の案内を確かめましょう。

全国の招き猫ゆかりの寺社や、招き猫に会える町は、次の記事で地域ごとに紹介しています。

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よくある質問

Q. 来る福招き猫まつりと招き猫の日は同じものですか?

A. 別のものです。招き猫の日は9月29日の記念日で、制定は1995年、定めたのは日本招猫倶楽部です。来る福招き猫まつりは、その記念日に合わせて伊勢や瀬戸などで開かれる祭りを指します。近年の伊勢の祭りは9月29日を最終日にしており、記念日の当日には特別な催しも開かれてきました。

Q. 子ども連れでも楽しめますか?

A. 楽しめる催しが多くあります。おかげ横丁の招き猫の絵付けは子どもも体験でき、祭りの期間にはマスキングテープで招き猫を飾る体験も開かれました。瀬戸では猫のメイクや立体ぬり絵などの催しがありました。ただし料金や対象年齢は催しごとに異なるため、当年の告知で確かめてください。

Q. 祭りの期間以外に、瀬戸の町で招き猫に会えますか?

A. 会えます。愛知県の観光サイトの特集では、瀬戸の市街地で「福(29)猫」という招き猫29体を探せると紹介されています。デザインを手がけたのは、作家のにしだあつこさんです。町を歩きながら探せるので、やきもの散策とあわせて楽しめるでしょう。設置場所は変わることもあるため、現地の観光案内所で確かめると確実です。

まとめ

伊勢と瀬戸で開かれる来る福招き猫まつりは、記念日を軸にした秋の祭りです。2026年は、伊勢の第32回と瀬戸の第31回がどちらも9月中に開催を終えました。

次回は、瀬戸の第32回が2027年9月25日・26日に開かれる予定です。伊勢の日程はまだ出ていないため、このページで公式の発表を待って書き足します。

伊勢は招き猫の日まで続く長めの会期、瀬戸は産地の町を歩く2日間と、それぞれ楽しみ方が違います。会場では瀬戸系や常滑系、九谷焼や張子など、素材と産地の違いに注目すると招き猫選びがより深まるでしょう。