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招き猫の歴史・文化

今戸神社の招き猫とは?縁結びの由来やなで猫、御朱印、アクセスを解説

この記事でわかること

  • 今戸神社の招き猫は、夫婦神にちなむ二体一組の姿
  • ペアの招き猫は、神社が縁結びの願いから考えた意匠
  • 招き猫の置物やお守り、切り絵の御朱印を授かれる
  • 浅草駅から徒歩15分、社務所の受付は9時〜16時

今戸神社の招き猫は、二体で一組になった夫婦の招き猫です。神社は伊弉諾尊と伊弉冉尊(いざなぎのみこと・いざなみのみこと)という夫婦神をまつっています。この二柱にちなみ、縁結びの願いを託す姿として親しまれてきました。

浅草から少し足をのばして参拝するなら、境内のどこで招き猫に会えて、何を授かれるのかが気になるところでしょう。由来と授与品、行き方を先に押さえておけば、限られた時間でも迷わずにめぐれます。

研究所では2026年10月10日に、神社の公式サイトと公式Instagramを確かめました。あわせて台東区の観光サイトと新聞の記事も照らし合わせ、要点をまとめています。

今戸神社の招き猫の早見表

今戸神社の石段脇に置かれた一対の招き猫
今戸神社の招き猫/写真:Nankou Oronain(CC BY-SA 3.0)

今戸神社で招き猫に出会える場所は、拝殿・境内・授与所の3つに分かれます。最初に、参拝の前に知っておくと便利な情報を一覧で確かめましょう。

参拝前に確かめたい基本情報

今戸神社は、東京都台東区今戸にある縁結びの神社です。招き猫と参拝にかかわる情報を、確認できた出典ごとにまとめました。

今戸神社の招き猫と参拝の早見表(2026年10月時点)

項目内容
招き猫の姿夫婦神にちなむ二体一組の招き猫(拝殿・絵馬・授与品)
境内の見どころ拝殿の夫婦招き猫、なで猫、境内に飾られた招き猫
招き猫の授与品招き猫置物(千客万来・満願成就・金運来福の3種)
縁結御守初穂料1,000円
御朱印書き置きのみ(浅草名所七福神の色紙・福絵を除く)
社務所の受付9時〜16時・年中無休
最寄駅各線浅草駅から徒歩15分
設備駐車場・お手洗いなし

出典:今戸神社 公式ホームページ
出典:今戸神社 公式Instagram(2025年11月13日の投稿「招き猫置物」)

授与品の値段のうち、公式サイトで確かめられたのは縁結御守の初穂料だけでした。招き猫置物や御朱印の初穂料は公式に載っていないため、社務所で尋ねると確実です。

なお、お手洗いと駐車場は境内にありません。そのため浅草駅の周辺で用を済ませ、電車かバスで訪ねる計画を立てておくと安心でしょう。

今戸神社が招き猫の神社とされる理由

今戸神社と招き猫を結びつける理由は、縁結びの夫婦神と、今戸焼の土地柄の2つです。どちらも神社の成り立ちと、この土地の歴史に根を持っています。

招き猫の神社とされる理由

  • 伊弉諾尊・伊弉冉尊の夫婦神をまつり、縁結びの神社として知られる
  • 神社が夫婦神にちなんで、ペアの招き猫の意匠を考えた
  • 台東区は、今戸焼の産地だったことから招き猫発祥の地の一つと紹介する

夫婦神をまつる縁結びの神社

今戸神社が縁結びの神社とされるのは、日本の国土を生んだ夫婦の神をまつるからです。神社の御由緒によると、この二柱は縁を結ぶ神、ものを生み出す土台を整える神として信仰を集めてきました。

神社の始まりは康平6年(1063年)で、源頼義・義家の父子が京都の石清水八幡を勧請した今戸八幡です。のちに昭和12年(1937年)、隣にあった白山神社と合祀し、いまの名に改めました。

つまり夫婦神は、八幡の神である應神天皇とともにまつられる祭神です。さらに七福神の福禄寿もまつられ、四柱の神をあわせて拝む神社になっています。

縁結びの願いに応える取り組みとして、神社は平成20年(2008年)から「縁結び会」を開いてきました。神社によると登録者は8,000人を超え、結婚に至った人もいるそうです。

ペアの招き猫が生まれた経緯

今戸神社のペアの招き猫は、神社が縁結びの願いを込めて考えた意匠です。2017年の朝日新聞の記事で、当時の宮司夫人の市野惠子さんがその経緯を語っています。

記事によると、今戸焼の地元で夫婦神をまつることから、約35年前に縁結びのペアの招き猫を独自にデザインしました。あわせて絵馬も作り、それが多くの人に愛されて、全国や海外から参拝者が訪れるようになったと話しています。

一方で、拝殿にはペアの招き猫が置かれ、夫婦神から名をとって「ナギちゃん」「ナミちゃん」と呼ばれています。東京新聞の2024年の記事は、二体の名とともに、この夫婦招き猫を描いた授与品が人気だと伝えました。

同じ記事で神社の職員は、ここの招き猫は「縁」と「円」の両方の“えん”を招くと話しています。恋愛だけでなく、お金や仕事など、その人に必要な縁を招いてくれるという考え方です。

招き猫を2匹で迎える考え方や、数にこめる意味は別の記事で整理しました。今戸神社のペアの猫は、置物の数の決まりではなく、夫婦神にちなんだ意匠として見ると成り立ちがよくわかります。

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招き猫発祥の地とされる説との関係

今戸神社の一帯は、招き猫発祥の地の一つとして語られてきた土地です。台東区の観光サイトは、16世紀から焼かれた今戸焼がこの地で始まり、猫の焼き物も売られていた点を理由に挙げました。

民俗学者の島村恭則氏は、研究所の取材に「それぞれが発祥地として語っている、というくらいの態度でよい」と語っています。島村氏は、今戸と豪徳寺のどちらが先かは確定できないとも話しました。今戸の説も、土地が語り継いできた発祥の話の一つとして受け止めるとよいでしょう。

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時事通信も2023年の猫の日の映像ニュースで、この地域を「招き猫発祥の地と言われている」と紹介しました。ただし、招き猫の起こりには豪徳寺や自性院にまつわる説もあり、どこが最初かを決める記録はありません。

また東京新聞は、愛猫を手放した老婆の夢に猫が現れ、その姿を今戸焼にして福を得たという話を伝えています。

もっとも、これは今戸に伝わる話の一つにすぎません。2026年10月に確かめた時点で、神社の公式サイトに招き猫の由来を記した箇所はありませんでした。

そのため研究所では、今戸神社を「発祥の地とされる説の一つ」として扱っています。丸〆猫(まるしめねこ)と呼ばれる今戸焼の土人形や、各地の発祥の説は、次の記事で詳しく比べました。

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東京新聞の記事によると、招き猫は江戸から各地へ伝わり、戦後には愛知県常滑市で量産が始まりました。では、いまの産地の窯では、どんな招き猫が作られているのでしょうか。

その一例が、招き猫研究所を運営する株式会社日本招き猫総合研究所のブランド「Luxen Maneki」です。作り手は瀬戸焼の伝統窯の職人で、一体ごとに筆で金彩を描き入れています。

境内で出会える招き猫

今戸神社の境内に飾られた招き猫と花
今戸神社の境内の招き猫/写真:Guilhem Vellut(CC BY 2.0)

今戸神社の境内では、拝殿の夫婦招き猫から、境内のあちこちに置かれた猫まで、さまざまな招き猫に出会えます。拝殿で手を合わせたあと、境内をひとめぐりすると多くの猫を見つけられるでしょう。

拝殿の夫婦招き猫となで猫

参拝でまず目に入るのが、拝殿に置かれた二体の夫婦招き猫です。夫婦神の名にちなむ「ナギちゃん」「ナミちゃん」で、手を合わせる前にその姿を確かめておくとよいでしょう。

あわせて境内には、参拝者がなでて願いを込める「なで猫」もいます。神社の公式Instagramは、2026年6月にテレビで紹介された見どころの一つとして、なで猫を挙げました。

検索では、「石なで猫」という呼び名で探す人も少なくありません。写真をスマートフォンの待ち受けにすると願いが叶う、という話も広まっています。ただし2026年10月時点で、この話は神社の公式サイトや公式Instagramに見当たりません。

つまり、なで猫は参拝のあとに心を込めて触れる猫として向き合うのが確かでしょう。待ち受けの話は、参拝者のあいだで広まった楽しみ方の一つと捉えておくと迷いません。

境内や社務所に飾られた招き猫

拝殿のほかにも、今戸神社には境内の至るところに招き猫が置かれています。時事通信は、訪れた人たちを癒す境内の招き猫の様子を、2023年の猫の日に映像で伝えました。

神社の公式Instagramには、授与品とは別に、神社で飾っている非売品の招き猫も紹介されています。そのため境内で見かけた招き猫がすべて授かれるわけではない点は、心得ておきましょう。

また2月22日の猫の日には、境内が正月のような賑わいになったと、神社は2026年の投稿で伝えました。静かにお参りしたい人は、猫の日や正月を避けて訪ねる方法もあります。

なお、招き猫の日は9月29日にあたり、猫の日の2月22日とは別に定められています。二つの記念日の違いは、次の記事で紹介しました。

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今戸神社の招き猫の授与品と御朱印

今戸神社の授与品には、招き猫の置物から、夫婦の猫を描いた絵馬や御朱印帳まで、招き猫にちなむものが多くそろっています。初穂料が公式に載っていない品もあるため、確認できた範囲を時点とともに表にしました。

招き猫置物と縁結御守

招き猫を家に迎えたい人には、授与所の「招き猫置物」が手がかりになります。神社の公式Instagramでは、千客万来・満願成就・金運来福の3種類として紹介されました。

今戸神社の主な授与品(2026年10月時点で確認できた範囲)

授与品内容初穂料
招き猫置物千客万来・満願成就・金運来福の3種公式に記載なし
縁結御守7色のほか、期間を区切ったハート柄などがある1,000円

出典:今戸神社 公式Instagram(2025年11月13日の投稿「招き猫置物」)
出典:今戸神社 公式Instagram(2025年10月13日の投稿「縁結御守」)
出典:今戸神社 公式ホームページ「縁結び会」

縁結御守の初穂料は、縁結び会の案内の中で1,000円と示されています。一方でハート柄など期間を区切った柄は、品切れになる場合もあると神社は案内しました。

だからこそ、特定の柄を目当てにする場合は、出かける前に公式Instagramの最新の投稿を確かめておくと安心です。招き猫置物の大きさや初穂料も、社務所で直接尋ねましょう。

恋勝みくじと成就絵馬

おみくじと絵馬にも、縁結びの神社らしい工夫が込められています。東京新聞の2024年12月の記事では、「恋勝みくじ」が200円、「成就絵馬」が700円で紹介されました。

恋勝みくじを手がけたのは宮司の市野智絵さんで、イラストレーターとしても活動しています。おみくじには、恋の助言が添えられています。成就絵馬は、角が立たないようにと丸い形にデザインされているそうです。

ただし、これらの値段は記事が出た時点のもので、神社の公式サイトには載っていません。そのため2026年10月時点の初穂料は、授与所で確かめてから受けてください。

ペアの招き猫が描かれた絵馬は、神社が縁結びの願いから作った意匠の一つでもあります。恋愛の願いと招き猫の色や手の関係は、恋愛運の記事でまとめました。

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今戸神社のほかにも、招き猫の入ったおみくじを授かれる神社があります。藤沢の白旗神社などの例は次の記事で比べました。

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御朱印と御朱印帳

今戸神社の御朱印は、2026年10月時点で書き置きのみの対応です。ただし浅草名所七福神の色紙と福絵は、この扱いから外れると公式サイトに書かれています。

さらに神社は、切り絵御朱印も授けています。公式Instagramによると、神職が何度も作り直して形にした一枚です。2026年10月の投稿では、新しい切り絵御朱印の試作も進んでいると伝えています。

御朱印帳は3種類があり、そのうちピンク色のハート柄は期間を区切った御朱印帳だと、神社は2025年10月に紹介しました。御朱印帳には「今戸神社」と浄書されています。

なお、御朱印の初穂料は公式サイトに載っていません。種類によって扱いが変わることもあるため、受ける前に授与所で確かめるとよいでしょう。

縁結び会とご祈祷

歌川国芳「東都名所・浅草今戸」。今戸焼の窯から煙が上がる隅田川べりの風景
歌川国芳「東都名所・浅草今戸」江戸時代・19世紀(東京国立博物館蔵)/出典:ColBase

今戸神社では、参拝や授与品のほかに、縁結び会とご祈祷で良縁を願うこともできます。どちらも神社の決まりがあるため、申し込む前に条件を確かめておきましょう。

縁結び会の参加条件

縁結び会は、今戸神社を信仰する独身の人のための出会いの場です。神社によると、第1回は平成20年(2008年)の10月26日に開かれました。当日は参加者全員が良縁祈願の祈祷を受け、そのあと会が始まります。

縁結び会の主な条件(2026年10月時点)

項目内容
対象今戸神社を信仰する、25歳〜59歳の独身の人
事前の登録本人が神社を訪れ、マイナンバーカードなどで本人を確かめて登録する
申し込み往復はがきのみ(1通につき希望日は1日)
参加費10,000円(ご祈祷・茶菓・記念品つき)
募集人数男女各18名

出典:今戸神社 公式ホームページ「縁結び会」

登録に費用はかかりませんが、縁結御守をまだ受けていない人は、登録のときに受ける決まりです。また神社は、結婚相談所ではなく出会いの場を設ける宗教活動の一つとして会を開いていると説明しています。

一方で、登録は社務所の受付時間内に本人が来社した場合に限られます。受付は15時30分までに訪ねるよう案内されているため、時間に余裕を持って出かけてください。

ご祈祷の受け方

今戸神社のご祈祷は、予約制が基本です。良縁祈願のほか、商売繁昌や家内安全、合格祈願など、個人の願いに応じた祈祷を受けられます。

初穂料は個人の祈祷で10,000円前後が目安で、予約は来社か電話で受け付けています。一方で2026年8月からは、当日受けられる日に授与所へ透明のボードを置くようになりました。

つまり、ボードが出ている日は予約なしでも職員に声をかければ祈祷を受けられます。遠方から訪ねて予定どおり受けたいときは、事前に電話で予約しておくと安心でしょう。

今戸神社へのアクセスと周辺

今戸神社は、隅田川に近い今戸の町に建つ神社です。最寄りの浅草駅から徒歩で15分ほどかかるため、バスを組み合わせる方法も知っておくと便利です。

浅草駅からの行き方とバス

今戸神社へは、浅草駅から歩くか、都営バスや台東区の循環バスを使う方法があります。神社の公式サイトが案内する行き方を表にしました。

今戸神社への行き方(2026年10月時点)

交通手段降りる場所そこからの時間
電車各線の浅草駅徒歩15分
都営バス(甲)浅草七丁目徒歩5分
都営バス(乙)リバーサイドスポーツセンター前徒歩1分
台東区 北めぐりんリバーサイドスポーツセンター前徒歩1分

所在地は東京都台東区今戸1-5-22で、駐車場はないため車での参拝には向きません。社務所の受付は9時〜16時の年中無休で、授与品を受けるならこの時間内に訪ねる必要があります。

もっとも、参拝そのものは時間を問わずできると東京新聞の記事は伝えています。早朝や夕方に訪ねる場合は、授与品を受けられない点を心得ておきましょう。

あわせて訪ねたい七福神と沖田総司の碑

今戸神社は、浅草名所七福神めぐりで福禄寿を拝む社としても知られています。神社によると、福禄寿は幸福と生活の安定、健康で長生きする三つの福徳を授ける福の神です。

浅草名所七福神は九つの社寺をめぐるもので、今戸神社は七福神詣りの参拝者でも賑わう場所です。また神社は、八つの社をめぐる「東京下町八社参り」の一社でもあり、縁結びの社と位置づけられています。

あわせて境内には、新選組の沖田総司終焉の地の碑があります。台東区の観光サイトによると、隊士の永倉新八の記録に、病の沖田を含む患者が今戸神社に収容されたとあるそうです。

招き猫の寺社をもう一か所めぐるなら、世田谷の豪徳寺も足をのばしやすい場所です。豪徳寺を含む東京の招き猫の寺社と、全国にある招き猫ゆかりの寺社は、それぞれ別の記事にまとめました。

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よくある質問

Q. 今戸神社の招き猫は通販で買えますか?

A. 2026年10月時点で、神社の公式サイトと公式Instagramに授与品の通販の案内は見当たりません。招き猫置物や縁結御守は、9時〜16時の受付時間内に社務所を訪ねて授かる品です。遠方の人は、電話で問い合わせてから出かけると確実です。

Q. 縁結御守の色にはそれぞれ意味がありますか?

A. 神社の公式Instagramによると、今戸神社の縁結御守の色に特別な意味はありません。好きな色や、そのとき惹かれた色など、自分の気持ちで選んでほしいと神社は案内しています。色ごとのご利益を気にせず、手に取りたい一つを選んでください。

Q. 今戸神社ではどんな年中行事がありますか?

A. 神社の公式サイトによると、1月1日の歳旦祭や2月の節分祭が営まれます。6月第1土・日曜日の例大祭や11月の七五三祭も、年中行事の一つです。毎月1日と15日には月次祭もあります。行事の日は境内が混み合うことがあるため、静かに参拝したい人は日程を確かめてから訪ねてください。

招き猫研究所がつくる招き猫「Luxen Maneki」

今戸神社の夫婦招き猫は、祭神への思いと参拝者の願いが重なって生まれた姿でした。自宅に迎える招き猫も、作られた土地や作り手の手仕事を知ったうえで選びたいと思いませんか。

「Luxen Maneki」は株式会社日本招き猫総合研究所のブランドで、六古窯の一つ、瀬戸焼で作る招き猫を届けています。量産の品と違い、注文を受けてから職人が筆で金彩を施し、一体ずつ仕上げるのが特徴です。注文から納品まではおよそ4〜6週間を見込んでいます。

仕上がった一体は、特製の桐箱に入れてお送りしています。桐は湿気を吸ったり放したりする木で、燃え進みにくい性質から、かつて金庫の内側の箱にも用いられました。

まとめ

今戸神社の招き猫は、夫婦神にちなむ二体一組の招き猫です。拝殿の「ナギちゃん」「ナミちゃん」をはじめ、絵馬や授与品にもペアの猫があしらわれています。

今戸を招き猫発祥の地とみる考えは、今戸焼が焼かれた土地の歴史にもとづく説の一つです。発祥を確かめに行くというより、縁結びの神社として参拝し、招き猫の授与品を受ける場所と考えるとよいでしょう。

訪ねるなら、社務所が開く9時〜16時に合わせて浅草駅から歩くか、バスを使ってください。初穂料が公式に載っていない授与品もあるため、気になる品は社務所で確かめてから受けましょう。